酒と映画の日々


ここでは、小生のお気に入りの映画を紹介させていただきます。好きなジャンルとしては、ファンタジックなSF映画、幻想あふれるノスタルジックな映画といったところです。


K-20 怪人二十面相・伝

 

金城武主演の名作です。まず最初に心を奪われるのが、その映像の美しさ。ノスタルジックな雰囲気を見事に演出しています。そして素晴らしいのが、金城武の朴訥とした演技。観了後には、まるで自分も無垢な心を取り戻したかのような錯覚に陥ります。世界に誇れる珠玉の日本映画です。

チョン・ウチ 時空道士

韓国映画です。説明は不要、まさにファンタジー。映像美もさることながら、主役のカン・ドンウォンの演技が秀逸です。

名探偵登場 名探偵再登場

   

まとめて2作。どちらも1970年代後半の、ピーター・フォーク主演の映画。そう、あの「かみさんがー」である。まるで夢でも見ているかのような幻想的世界。素晴らしいの一言。

ALWAYS三丁目の夕日 続・三丁目の夕日 三丁目の夕日'64

まとめて3作のパッケージ。この作品はぜひともハイビジョンで観てほしい。最高の映像美に心を奪われること、請け合いだ。これもまた、世界に誇れる素晴らしい映画である。

海角七号 君想う、国境の南

小生がこの映画を知ったのは、あの311の東日本大震災で国中が悲壮感に陥っていた最中であった。決して忘れてはならない、あの時の台湾の人たちの心温かい支援。そして僕はこの映画を観た。心が洗われた。もし荒んだ世に辟易して生きる希望を見失ったならば、是非ともこの映画を観ていただきたい。

レッド・バロン

 未だに感動の余韻が尾を引き摺り、熱い目頭が視界をにじませる。物語の舞台は第一次大戦下のドイツ。主人公はマンフレート・フォン・リヒトホーフェン、若き伝説のパイロットである。 スポーツの延長線上で始まった彼の空軍人生が、人との出会いを通じながら、そして戦況の悪化に伴い、次第に変貌していく。そこには正義への問いかけ、愛への問いかけ、さらには戦争への問いかけがある。 終始涙がやまなかった。言葉少なく目で語り合う、古き良き時代の素敵な男たちと女。それを見事に演出する渇いた刹那的な映像。そして心を締め付ける珠玉のメロディー。 これ程素敵な映画を見たのは久しぶりである。心なしか、昨日より少し優しくなれるような気がする。

ワイルド・ワイルド・ウエスト

  今から13年前のエンターテイメント大作である。13年という月日が小生の記憶をすっかり奪い去り、まるで初めて観る映画であるかのように新鮮な気持ちで没入することが出来た。 南北戦争の時代を背景に、少しレトロ風味で味付けをした、ハイテク機器が所狭しと暴れ狂う稚拙とも思えるばかばかしいストーリー。そして生々しい人間の性。それを二人の名優が素敵なドラマに仕立てあげている。 ウィル・スミスにケヴィン・クライン。観る側の人間の期待を知り尽くした俳優ならではの秀逸な演技、エンターテイメントとは何かを極めたこの二人でこその、名演技である。 映像も素晴らしい。少し褪せた色使いに写実的なカメラアクション、ギトギトしがちな展開を絶妙に中和し、見る者に不快な重荷を背負わせない。  刹那も涙もまるでないのだけれど、これもまた、エンターテイメント。

最強の二人 【Intouchables】

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 久しぶりの映画の感想です。書きたくなったのにはもちろん理由があります。まあそれはおいおいということで、まずは不満を。それは邦題です。最強の二人――

ちょっと酷すぎる……

 なんと言えばいいのか、この映画の本質を曲げてまで商業主義に走った腹黒い連中の、薄汚い顔が浮かんでしまうのです。最初にこれを見た僕なんて、偶然出会った富豪と貧民が紡ぐサクセスストーリーを勝手に思い浮かべてしまいました。でも全然違います。だから敢えて原題を書いておきました。そう、Intouchables(ザントゥシャーブル)です。ではこれはどういう意味なのか、実は僕にもよくわかりません。

お、おいおっさん……

 うるさい、とても難しいんだよ! で映画を観終わった僕はこれを、『誰にも侵すことの出来ない二人の絆』と勝手に解釈することにしました。まあ、こんなんじゃとても映画の題目には使えないでしょうけれどね。  と言うことで、ようやく本題である映画の感想に。まず最初に浮かぶ言葉は、 とにかく美しい  です。美しいと言っても、綺麗という意味では決してありません。実際に、富豪役のフランソワ・クリュゼが涎を垂らしたり、オマール・シー扮する貧しい黒人青年が薄汚いスラム街で過ごす様子などがとてもリアルに描写されていたりします。一般的には汚い絵なのでしょうけれど、でも美しいんです。これはもう、先の二人の俳優の卓越した演技力と、監督を初めとする制作スタッフの力量のおかげに他ならないのではないでしょうか。すこし乾いた映像が刹那な世界を創造し、絶妙な音楽がそれをさらに盛り上げる。気がつくと、二人の世界にどっぷりと嵌まり込んでしまっているのです。  ではここで少し音楽の話を。この作品には二つの、とても印象的な楽曲が使われています。一つは主題歌でもある、Ludovico EinaudiのNuvole Biancheです。では少し聞いてみることにしましょう。



 どうですか? とても刹那ですね。でもこれだけじゃただの哀しい映画になってしまいます。そこでこの曲の登場なわけです。いきなりぶっ飛びますよ。 https://www.youtube.com/watch?v=Gs069dndIYk  そう、あのEarth, Wind & FireのSeptemberです。同情や表層的なつきあいに辟易していた富豪の目を覚ますべく、貧しい黒人が無理やり聞かせる曲です。もう最高ですね。 これらの、ある意味対照的な楽曲が見事に使い分けられていて、飽きることなく物語に没入できるのです。  もっともっと語りたいことは山ほどありますけれど、この辺でそろそろ終わりにしたいと思います。

も、もう終わりかよ (゚Д゚)

 まるでわかっちゃいないな、君は――。これ以上語ったら、これから観る人の楽しみが半減しちゃうだろ! ということで感想はこれくらいでやめておきますが、とても素晴らしい映画でした。ストーリー自体は、そんなにドラマチックじゃありません。むしろ陳腐と言った方がいいかもしれません。でも、いや、だからこそ素敵なのです。シンプルであるがこそ、登場人物それぞれの心情を深く掘り下げることができる。奇抜なストーリーも悪くはありませんが、たまにはこういう美しい作品を観て、心の洗濯をすることも必要だと、改めて思った次第なのであります。



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